「SwitchBotカーテンに興味はあるけれど、専用のハブまで買う必要があるの?」と悩んでいませんか。
SwitchBotカーテンは、Wi-Fiに直接接続できません。基本的には、Bluetoothでスマートフォンと直接つなぐか、専用のハブを介してWi-Fiネットワークとつなぐ必要があります。ハブとは、Bluetoothで動くカーテン本体と自宅のWi-Fiネットワークの「橋渡し役」となるデバイスです。
結論から言うと、ハブがなくても、スマホと本体を直接Bluetoothで繋げば、カーテンの開閉やタイマー設定といった基本機能は利用できます。
本記事では、ハブなしの単体運用で「できること」と、ハブがないことで生じる「制限」についてわかりやすく解説します。ご自身の生活スタイルにハブが必要かどうか、判断する際の参考にしてください。
SwitchBotカーテンをハブなし(単体)でできること

SwitchBotカーテンは、専用のネットワーク基盤である「ハブ」を購入しなくても、スマートフォンと本体を直接Bluetoothで接続することで利用可能です。導入コストを抑えたい初心者にとって、最小限の構成でスマートホームの利便性を体験できる点は大きな魅力と言えます。
ハブがない状態でも、基本的な開閉機能や自動実行スケジュール、センサーを用いた制御など、日常の不便を解消するための主要な機能は網羅されています。まずは単体で使い始め、必要に応じて拡張していくというステップアップが可能です。
Bluetooth接続によるカーテンの開閉操作
Bluetooth接続を利用した操作は、スマートフォンとSwitchBotカーテンが直接通信を行う仕組みです。通信距離は障害物がない状態で約10メートルから15メートル程度が目安となり、リビングのソファに座ったまま、あるいは寝室のベッドの中から動かさずにカーテンを開閉できます。
- 通信規格:Bluetooth Low Energyによる1対1の接続
- 有効範囲:同じ室内、または隣接する壁のないスペース
- レスポンス:アプリのボタンを押してから約1秒から2秒で動作開始
Wi-Fi環境を設定する手間が省けるため、機器の設定が苦手な方でもBluetoothをオンにするだけで直感的に使い始められるのが特徴です。
スマホアプリからの手動コントロール
専用のスマートフォンアプリを使用すれば、画面上のアイコンをスライドさせるだけでカーテンの開き具合を0パーセントから100パーセントの間で自由に調整できます。全開や全閉だけでなく、日差しが強い時間帯に「半分だけ閉める」といった微調整も指先ひとつで完結します。
- 操作画面:直感的なバー型スライダーを採用
- 段階調整:1パーセント単位での細かい位置指定が可能
- 複数台管理:片開き、両開きのどちらのタイプも個別に操作可能
物理的なリモコンを探す必要がなく、常に持ち歩いているスマートフォンがコントローラーになるため、部屋のどこにいてもスマートな操作が実現します。
曜日や時間を指定したスケジュール設定
ハブなしの状態でも、本体内部にスケジュール情報を保存できるため、指定した時刻に自動でカーテンを動かすことが可能です。例えば「平日の朝7時に開ける」「夜21時に閉める」といったルーチンを一度設定すれば、スマートフォンが近くになくても本体が自律的に動作します。
- 設定項目:時間、曜日、動作のパーセンテージ
- 最大登録数:本体1台につき最大5件までのスケジュールを保持
- 活用例:朝日の光で自然に目覚めるためのアラーム代わり
規則正しい生活リズムを整えたい方にとって、毎朝のカーテン開けを自動化できるこの機能は、生活の質を大きく向上させる要素となります。
光センサー(照度)による自動開閉機能
SwitchBotカーテンには照度センサーが内蔵されており、周囲の明るさを検知して動作する「光センサーモード」が利用できます。時計による時間管理とは異なり、日の出や日没の明るさに合わせた柔軟な運用ができる点がメリットです。
- レベル設定:1から10段階の明るさしきい値を設定可能
- 朝モード:周囲が明るくなると自動でオープン
- 夕暮れモード:周囲が暗くなると自動でクローズ
季節によって変動する日の出時間に合わせたい場合や、西日が差し込むタイミングで自動的に遮光したい場合に、ハブなしでも高度な自動化を享受できます。
本体を軽く引くだけで動くタッチ&ゴー
「タッチ&ゴー」は、カーテンを手で軽く引く動作をセンサーが検知し、その方向に自動で最後まで動かしてくれる機能です。スマートフォンを手に取るのが面倒な時や、来客が知らずにカーテンを引いてしまった際にも、モーターに負荷をかけずスムーズに動作をアシストします。
- 検知距離:カーテンを約5センチメートルから10センチメートル引くと反応
- 動作方向:引いた方向を自動判別して全開または全閉まで駆動
- 安全性:無理な力によるギアの故障や生地の傷みを防止
アナログな操作感とデジタルな利便性が融合した機能であり、家族全員が直感的に扱えるユニバーサルな設計と言えるでしょう。
SwitchBotカーテンをハブなしで利用するメリットと制限

ハブなしでの利用は、手軽さとコストパフォーマンスの高さが最大の利点ですが、一方で通信方式の制約による制限も存在します。導入前に、自分の生活スタイルにおいて「何ができて、何ができないのか」を明確に理解しておくことが失敗を防ぐ鍵となります。
ハブがない場合は、あくまで「スマートフォンが近くにある時」または「あらかじめ本体に設定したスケジュール」に基づいた動作が中心となることを念頭に置いておきましょう。
初期費用を最小限に抑えてスマートホーム化できる
SwitchBotカーテンを単体で購入する場合、ハブ(数千円程度)の費用がかからないため、初期投資をカーテン本体の価格のみに抑えられます。
- コスト面:ハブ本体代(約5,000円から9,000円)を削減可能
- 試行導入:まずは1窓だけ試してみたいというニーズに最適
- 追加購入の柔軟性:後から必要性を感じたタイミングでハブを買い足せる
スマートホーム製品はセット買いを推奨されることが多いですが、まずは最小構成で効果を実感できるのが本製品の優れた点です。
設定がシンプルで導入のハードルが低い
ハブを介する場合、Wi-Fiルーターの設定や2.4GHz帯の接続確認など、ネットワーク周りの専門知識が必要になるケースがあります。ハブなし運用であれば、スマートフォンのBluetooth設定だけで完結するため、セットアップが非常に簡単です。
- 接続工程:アプリを起動し、本体のボタンを長押しするだけの2ステップ
- トラブル少:Wi-Fiの電波干渉やパスワード入力ミスによるエラーが起きない
- 設置場所:コンセントの位置を気にせず、カーテンレールに本体を吊るすだけ
デジタル機器の設定に自信がない方や、賃貸物件などでネットワーク環境に制限がある場合でも、スムーズに使い始めることができます。
外出先からの操作や音声操作ができない
ハブなし運用の最大の制限は、インターネットを経由した遠隔操作ができない点です。Bluetoothは近距離無線通信であるため、自宅から離れるとスマートフォンからの操作は一切受け付けなくなります。
| 機能項目 | ハブなし(Bluetooth) | ハブあり(Wi-Fi経由) |
|---|---|---|
| 外出先からの操作 | 不可 | 可能 |
| アレクサ等の音声操作 | 不可 | 可能 |
| リアルタイムの状態確認 | 範囲内のみ可 | どこでも可能 |
旅行中に防犯目的でカーテンを開閉したい場合や、帰宅前に車内から操作したいといった用途には、ハブの追加が必須となります。
他デバイスとの連動やオートメーションに制限がある
ハブがない状態では、他のSwitchBotシリーズ製品(温湿度計や人感センサーなど)と連携させた複雑な自動化ができません。
- センサー連携:温度が上がったらカーテンを閉めるといった連動が不可
- 一括操作:複数の部屋のカーテンやライトをワンタップで同時操作できない
- クラウド機能:IFTTTなどの外部サービスを利用した自動化に非対応
「温度に合わせて室温上昇を防ぐ」といった、省エネを目的とした高度なスマートホーム化を目指す場合は、単体運用の制限が障壁となる可能性があります。 —
ハブなしSwitchBotカーテンの設定方法と手順

ハブなしでSwitchBotカーテンを使用する場合の設定は非常にスピーディーです。工具も不要で、5分から10分程度の作業で完了します。重要なのは、物理的な取り付け後の「校正」作業を正確に行うことです。
この工程を丁寧に行うことで、カーテンの端から端までを正確に認識し、隙間なく閉まるようになります。ここでは、初心者の方でも迷わずに進められるよう、具体的なステップを順を追って解説します。
専用アプリのインストールとアカウント作成
まずはスマートフォンに「SwitchBot」アプリを導入し、自分のアカウントを作成する必要があります。このアカウントにデバイスの情報が紐付けられます。
- App StoreまたはGoogle Playストアから「SwitchBot」を検索してインストールします。
- アプリを起動し、メールアドレスとパスワードを入力して新規アカウントを作成します。
- 登録したメールアドレスに届く認証コードを入力して、ログインを完了させてください。
アカウントを作成しておくことで、将来的にスマートフォンを買い替えた際や、ハブを追加した際にも設定データをスムーズに引き継ぐことが可能になります。
カーテン本体のペアリングと初期校正
アプリの準備ができたら、本体とスマートフォンをBluetoothで接続し、移動範囲を覚えさせる校正作業を行います。
- カーテン本体のボタンを約2秒間長押しし、表示灯が点滅することを確認します。
- アプリの「デバイスを追加」からカーテンを選択し、画面の指示に従ってペアリングします。
- 「校正(調節)」メニューを選択し、カーテンが全開の状態と全閉の状態をアプリ上で記録させます。
校正を行う際は、カーテンがレールのブラケットやストッパーにしっかり当たるまで動かすことがポイントです。この設定が甘いと、全閉時に中央に隙間ができてしまう原因となります。
スケジュール機能の具体的な登録フロー
ペアリング完了後、最も利用頻度の高いスケジュール設定を行います。ハブなしでも本体メモリに保存されるため、忘れずに設定しておきましょう。
- アプリのデバイス詳細画面から「スケジュール」を選択します。
- 「追加」ボタンを押し、動作させたい「時間」と「曜日」を指定します。
- 「オープン」か「クローズ」の動作を選択し、必要であれば開閉度合いをパーセントで指定します。
例えば、平日の朝7時に80パーセントだけ開ける設定にすれば、直射日光を避けつつ部屋を明るくすることができます。設定後は保存ボタンを押し、本体にデータが転送されたことを確認してください。
【ケース別】ハブなし・ハブありどちらを選ぶ?

ハブが必要かどうかは、部屋の環境や「どのように自動化したいか」という目的によって決まります。全てのユーザーが必ずしもハブを必要とするわけではありません。
コストを重視するのか、利便性を追求するのか、自分の優先順位を整理することが大切です。ここでは、ハブなしで問題ないケースと、設置が必要なケースについてそれぞれ解説します。
ハブなしで問題ないケース
以下のケースでは、ハブなしでの利用で問題ありません。
- 1ヵ所のみの設置で、朝決まった時間に開閉する機能だけを使いたい
- スマートスピーカー(アレクサやGoogleホームなど)を持っていない、または使う予定がない
- 予算を抑えて、手動でカーテンを開け閉めする手間だけを解消したい
- Wi-Fi環境が不安定、あるいは自宅に固定回線を引いていない
一人暮らしのワンルームなどで、常にスマートフォンがカーテンの近くにある環境であれば、ハブなしでも不便を感じることは少ないでしょう。
ハブの設置を必要とするケース
以下のケースでは、ハブの設置が必要です。
- 「アレクサ、カーテンを開けて」といった音声操作を日常的に活用したい
- 外出先からの閉め忘れの確認や、防犯対策でカーテンを遠隔操作したい
- 温湿度計と連動させて「30度以上で遮光カーテンを閉める」などの節電対策をしたい
- スマートウォッチを使って操作したい
本格的なスマートホーム化を目指し、家中の家電を連携させて「生活の自動化」を楽しみたいのであれば、最初からハブを導入しておくのが賢明です。
ハブなしでSwitchBotカーテンが動かない・繋がらない時の対処法

ハブなし運用でトラブルが発生した場合、原因の多くはBluetoothの接続状況や物理的な設置の不具合に集約されます。ハブを介さないため、ネットワークエラーの心配はありませんが、本体とスマートフォンの「距離」や「電池の状態」に敏感になる必要があります。
動作が不安定になったり、アプリから認識されなくなったりした場合は、以下の3つのポイントを順番に確認すると、ほとんどの問題を自己解決できます。
Bluetoothの通信範囲と障害物の確認
ハブなしの場合、スマートフォンが本体のBluetooth圏外にあると操作できません。
- 距離の再確認:本体から2メートル以内の至近距離で接続できるか試す
- 障害物の除去:金属製のラックや厚い壁が通信を遮っていないか確認する
- スマホ設定:Bluetoothがオンになっているか、機内モードになっていないかを確認
特に、別の部屋から操作しようとして繋がらない場合は、距離が原因である可能性が高いです。一度カーテンの目の前まで移動して、確実にペアリングができるかチェックしましょう。
本体の電池残量とファームウェアの更新
電池残量が低下すると、通信が途切れたり、モーターの力が弱まって途中で止まったりすることがあります。
- 残量チェック:アプリ内のデバイス設定からバッテリーアイコンを確認する
- 充電の実施:付属のUSB-Cケーブルでフル充電(約6.5時間)を行う
- 更新の確認:アプリに「アップデート」の通知が来ている場合は、最新のファームウェアに更新する
バッテリーは通常、フル充電で約8ヶ月持続しますが、開閉回数が多い場合や重いカーテンを使用している場合は、早めの充電が必要になるケースもあります。
カーテンレールの走行抵抗と取り付け位置の再調整
通信は正常でも物理的に動かない場合は、レールとの摩擦や干渉が原因と考えられます。
- レールの清掃:レールの溝にホコリやゴミが溜まっていないか確認し、乾拭きする
- フックの向き:本体のフックがレールの走行面に正しく垂直に当たっているか再確認する
- 重量オーバー:カーテンの重さが最大耐荷重(8kg)を超えていないか確認する
長期間使用していると、振動で少しずつ取り付け位置がズレることがあります。一度本体を外して付け直すことで、走行抵抗が軽減されスムーズに動くようになる場合が多いです。
SwitchBotカーテンとハブについてよくある質問

導入検討中の方から寄せられる、ハブの有無に関連した細かな疑問にお答えします。特に「他のデバイスとの互換性」や「将来的な拡張性」については、購入前に知っておくことで無駄な買い物を防げます。
ハブなしでの運用には一定の制限があるものの、SwitchBotのシステムは非常に柔軟に設計されているため、ユーザーの状況に合わせて後からいくらでも構成を変更できるのが大きなメリットとなっています。
ハブなしでもApple Watchから操作できる?
残念ながら、ハブなしの状態ではApple WatchからSwitchBotカーテンを操作することはできません。
- 理由:Apple Watchのアプリは、インターネット(クラウド)経由で命令を出す仕組みのため
- 必要環境:Apple Watchやウィジェットから操作するには、中継役となるハブが必須
- 代替案:ハブなしの場合は、必ずスマートフォンのアプリを開いて操作する必要があります
手元でのクイックな操作を重視する方は、ハブの導入を強くおすすめします。
後からハブを追加して連携させることは可能?
はい、全く問題ありません。まずはハブなしで使い始め、後からハブを購入して設定を追加することが可能です。
- 移行作業:ハブをアプリに登録した後、カーテンの設定画面からクラウドサービスを「オン」にするだけ
- 設定の維持:作成済みのスケジュールや校正データはそのまま引き継がれます
- メリット:最初は低予算で始め、スマートホームの利便性を実感してから拡張できる柔軟性があります
このように、ハブは必要になったタイミングでいつでも追加できるため、迷っているならまずは本体のみで試すのが賢い選択です。
複数のカーテンを同時に動かすグループ化はできる?
ハブなしの状態でも、同じ窓にある2枚のカーテンを1つのデバイスとして扱う「グループ化(両開き設定)」は可能です。
- 設定方法:アプリ上で2台のカーテンをペアリングし、「両開き」として登録
- 動作の特徴:1回のタップで左右のカーテンが同期して同時に開閉します
- 注意点:Bluetoothの信号を同時に送るため、極端に距離が離れていると同期がズレる可能性があります
リビングの大きな窓など、左右に分かれたカーテンを運用する場合も、ハブなしの最小構成で十分に実用的な環境を構築できます。
SwitchBotカーテンのハブの必要性は使い方に応じて判断しよう

SwitchBotカーテンは、ハブなしでも「スケジュール実行」や「スマホ操作」といった中核機能を十分に活用できます。初期費用を抑えて、朝の目覚めを改善したい、あるいは毎日の開閉作業を自動化したいという目的であれば、単体購入から始めるのが最適解です。
一方で、声での操作や外出先からの管理、他の家電との高度な連動を求めるのであれば、ハブの存在が不可欠となります。まずは自分のライフスタイルにおいて、どの機能が「必須」で、どの機能が「あれば便利」なのかを見極め、自分にぴったりの構成を選んでみてください。




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