カーテンを取り付けてみたら幅が足りず、隙間から光や外の視線が入ってしまって困っていませんか。せっかくサイズを測って注文したのに、思ったより短く感じてしまうと、とても損をした気持ちになります。
また、「カーテンの幅が足りないのは採寸のせいなのか、それともレールやフックの種類の問題なのか」が分からず、次に買い替える時も不安になります。
この記事では、カーテンの幅が足りないと感じる主な原因と正しい測り方、今すぐできる応急処置から、失敗しない買い替え方法までを分かりやすく解説します。読み終わるころには、「なぜうちのカーテンは幅が足りなかったのか」「次はどう選べばぴったりのカーテンになるのか」が具体的にイメージできるようになります。
カーテンの幅が足りない場合の原因と確認方法

まずは、「カーテンの幅が足りない」と感じるときに、どこをどう確認すればよいかを整理していきます。感覚だけで「短い気がする」と判断するのではなく、採寸や仕様のどこに原因があるのかを明らかにすることで、解決の方向性がはっきりします。
幅が足りないと感じるよくある状況
カーテンの幅が足りないと感じる状況には、いくつかのパターンがあります。どのパターンに当てはまるかを把握することで、原因の特定がぐっとラクになります。
- 閉めても中央にすき間ができて外から中が見えてしまう
- 左右どちらか一方の端が窓枠から大きく離れている
- レールの端のランナーが見えてしまい見た目が悪い
- 両開きにしたら片側のカーテンだけ短く見える
- カーテンは閉まっているのに朝日が横から差し込んで眩しい
これらの症状は一見バラバラに見えますが、多くの場合は採寸の基準や、レールの種類と使い方に原因があります。
採寸ミスで幅が足りなくなる典型的なパターン
カーテンの幅が足りないときに最も多いのが、採寸のときの「測る位置」と「計算方法」の勘違いです。特にネット通販やオーダーでよく起きる、典型的なミスパターンを整理してみましょう。
| ミスの例 | 何を間違えたか | 結果として起きること |
|---|---|---|
| 窓枠の外側だけを測った | レールの長さではなく窓枠の幅を基準にした | レールが窓より長い場合、カーテンが左右どちらか足りない |
| レール端のキャップの外側まで測った | カーテンが動く範囲ではなく全長を測った | 指示どおりの「ゆとり」を足しても実際より短くなってしまう |
| すでに付いているカーテンの幅をそのまま真似した | 元のカーテンがそもそも短かった | 同じ失敗サイズのカーテンを繰り返し購入してしまう |
| 「1.05倍」など控えめな計算をしてしまった | 厚地なのにヒダを少なく見積もった | 閉めてもピンと張って、すき間や光漏れが目立つ |
| 片開きと両開きを混同した | 必要な総幅を片側の幅だと勘違いした | 両開きにしたら一枚ごとの幅が足りなくなる |
このように、「どこを測るか」「どれくらい余裕を見込むか」のたった少しの違いが、実際に吊るしたときの見え方を大きく変えてしまいます。
レールの種類による仕上がり幅の違い
カーテンの幅が足りないと感じるかどうかは、カーテン自体のサイズだけでなく、取り付けているレールの種類にも影響されます。同じサイズのカーテンでも、機能性レールと装飾レールでは見え方が変わるため、種類ごとの特徴を理解しておくと安心です。
一般的な機能性レールは、ランナー(カーテンフックが掛かる部品)がレールの裏側にあり、フック位置もレールのすぐ下になるため、横幅ぴったりで作るとレール端付近の隙間が目立ちやすい傾向があります。
一方で、装飾レールやダブルレールの場合、キャップ部分が大きかったり、手前と奥のレール位置がずれていたりするため、どのレールに何を掛けるかで必要な幅が微妙に変わります。同じ窓でも、「今は機能性レールでぴったりだが、将来装飾レールに変えたい」という場合は、少し余裕のある幅で作っておくと、変更したときにも隙間を感じにくくなります。
フック位置と吊り方による誤差
カーテンの幅が足りないように見える現象は、フックの種類や掛け方が原因で起きることがあります。特に量販店や通販でよくある「アジャスターフック」は、AフックとBフックの2種類の掛け方があり、どちらを選ぶかでカーテンの収まり方が変わります。
例えば、Aフックはレールが見えるように吊るすのに対し、Bフックはレールを隠すように吊るすため、Bフックにしている場合はカーテンがわずかに内側へ寄り、横幅に余裕が少なくなって「幅が足りない」と感じることがあります。
また、フックの間隔が粗かったり、一部のフックを掛け忘れていたりすると、カーテン全体のバランスが崩れ、中央や端に偏ってしまい、なおさら短く見えてしまいます。
カーテンの開け方やたまり位置の影響
カーテンを閉めたときの状態だけでなく、開けたときのたまり方で、幅が足りないように見える場合があります。カーテンを大きく開けて端に寄せたとき、生地の「たまり」がレールの端からかなり内側に入り込んでしまうと、閉めたときに中央で生地が足りなくなって見えるためです。
特に、生地が厚く重いカーテンや、三ツ山ヒダのようにヒダが多いタイプは、開けたときのたまり部分が大きくなるため、レールの長さに対して余裕が少ないと中央側が不足しやすくなります。この場合は、開けるときにカーテンタッセルの位置を少し窓枠の外側にずらしてあげるだけでも、閉めたときの中央の重なりが改善されるケースがあります。
カーテンの幅が足りないときの正しい測り方とサイズの決め方

今使っているカーテンの幅が足りないと感じているなら、次に買い替える際は採寸からやり方を見直す必要があります。レールのどこをどう測ればよいのか、どのくらいのゆとりを持たせればよいのかを具体的に解説します。
レールを基準にした基本の採寸手順
カーテンの幅を正しく出すには、「窓」ではなく「レール」を基準にすることが大前提です。特に、カーテンレールが窓より長く設置されている場合、窓幅を測ってしまうと確実に短くなってしまいます。
- レールのランナー(フックを掛ける輪)の端から端までをメジャーで測る
- キャップ(飾りの部分)の外側ではなく、ランナーが動く範囲だけを測る
- レールが二本ある場合は、カーテンを掛ける方のレールを測る
- 測った長さを「レール幅」としてメモしておく
- 片開きか両開きかを決めてから、必要なカーテン一枚あたりの幅を計算する
この「ランナーの端から端まで」を正しく測れていれば、その後の計算を多少失敗しても、致命的に短いカーテンになる可能性はぐっと減ります。
必要なゆとりとヒダ倍率の考え方
カーテンは、レール幅ぴったりで作ってしまうと、見た目も機能性も大きく損なわれます。ヒダを寄せてふんわりさせることで、光や視線を遮る性能が高まり、見た目にも高級感が出るため、一定の「ゆとり」を持たせることが基本です。
| ヒダのタイプ | 一般的な倍率の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| フラット | 1.0~1.2倍 | すっきり見せたい窓や北側の窓 |
| 1.5倍ヒダ | レール幅の1.5倍程度 | 一般的なリビングや寝室 |
| 2倍ヒダ | レール幅の2倍程度 | 遮光性と装飾性を重視したい窓 |
| 厚地カーテン | 1.5~2倍 | 道路沿いなど外からの視線が気になる窓 |
| レースカーテン | 1.1~1.5倍 | 採光を確保しつつ、ほんのり目隠ししたい |
例えば、レール幅が200cmで一般的な1.5倍ヒダのカーテンを両開きで作る場合、片側のカーテンは「200cm÷2×1.5」で、仕上がり幅150cm前後がひとつの目安になります。
必要以上に倍率を小さくしてしまうと、生地に余裕がなくなり、閉めてもピンと張ってしまって、中央や端から光が漏れやすくなります。
遮光性を重視する方は、以下の記事も参考にしてください。
片開きと両開きで変わるサイズの出し方
カーテンの幅を決める際には、片側にだけ寄せる「片開き」にするか、左右に分かれる「両開き」にするかを先に決めておく必要があります。同じレール幅でも、片開きか両開きかで、一枚あたりの必要幅がまったく変わってくるからです。
片開きの場合は、レール幅にヒダの倍率をそのまま掛けたものが一枚の幅になりますが、両開きの場合は、まずレール幅を2で割り、その半分の幅に倍率を掛けて、一枚あたりの仕上がり幅を出します。このときに、レール幅全体に倍率を掛けた数値をそのまま片側の幅として注文してしまうと、明らかに大きすぎるカーテンになり、開けたときのたまりが大きく窓を塞いでしまいます。
逆に、レール幅を2で割ることを忘れて両開きカーテンを注文してしまうと、一枚あたりの幅が足りず、閉めても中央に大きな隙間ができてしまいます。
既製カーテンを選ぶときのサイズの考え方
既製カーテンの中から選ぶ場合でも、レール幅とヒダ倍率の考え方は基本的に同じです。
ただし、規格サイズに限りがあるため、ぴったりの幅がなく、どのサイズを選ぶべきか迷うことがよくあります。この場合は、幅が足りないリスクを避けるため、「少し大きめ」を選ぶのが鉄則です。
例えば、レール幅が170cm程度の場合、「幅100cm×2枚」か「幅150cm×2枚」で迷うことがありますが、光漏れや見た目を考えると、多くのケースでは幅100cm×2枚では不足しやすくなります。
一方、幅150cm×2枚であれば、生地に余裕が生まれ、中央の重なりも確保しやすくなるため、多少たまりが多くなっても、幅が足りないよりは扱いやすくなります。
丈とのバランスを踏まえたサイズ決め
カーテンの幅だけを気にしていると見落としがちですが、実際には「丈」と「幅」のバランスも重要です。幅をたっぷりとっているのに丈がギリギリだと、横には余裕があるのに上下から光が漏れてしまい、全体としては「なんとなく小さいカーテン」という印象になってしまいます。
特に掃き出し窓の場合、床から1cm程度のすき間を空けるのが一般的ですが、遮光性や断熱性を重視したい場合は、あえて床に軽く触れる程度に長めに作ることで、隙間風や光の漏れを減らすことができます。
腰高窓でも、窓枠より10~20cm長めにすることで、横からの光漏れや視線の入り込みを抑えつつ、全体としてもバランスのよい見た目になります。
カーテン丈が足りない場合は、以下の記事をご覧ください。
カーテンの幅が足りないときの応急処置と今すぐできる対策

すでに購入してしまったカーテンの幅が足りない場合でも、すぐに買い替えをしなくてもできる対処法があります。できるだけ費用をかけずに「今のカーテンを活かしながら隙間や光漏れを減らす方法」を紹介します。
フックの位置調整と掛け方の見直し
カーテンの幅が足りないと感じたとき、まず試してほしいのがフック位置と掛け方の調整です。アジャスターフックを使っている場合、フックの高さだけでなく、端のフックの位置を調整することで、カーテン自体を少しだけ外側に広げることができます。
具体的には、カーテンの両端のフックを一つ内側のループに掛け替えたり、外側にズラしたりして、レール端ギリギリまで生地が行き渡るように調整します。
また、AフックとBフックのどちらになっているかを確認し、Bフックにしてレールを隠している場合は、あえてAフックに変更することで、生地の横幅に余裕を持たせ、中央や端の重なりを少し改善できることもあります。
タッセル位置の工夫で隙間を軽減
カーテンの幅自体を変えられなくても、開けたときのたまり位置を工夫することで、閉めたときの隙間を軽減できる場合があります。特に、両開きカーテンで中央に隙間ができる場合は、タッセルの位置を見直すだけで改善することが少なくありません。
- タッセルフックを窓枠の外側に取り付けて、たまりを外側に逃がす
- 左右のタッセル位置を少しずつ外側にずらし、中央側の生地量を増やす
- タッセルを強く締めすぎず、ゆるめにして生地の偏りを減らす
- 片側だけに大きくたまっている場合は、左右の開き方を均等にする
こうした小さな工夫だけでも、実際に使ってみると「思ったより隙間が気にならなくなった」と感じるケースが多くあります。
サイドカーテンやカフェカーテンの追加
幅が足りない部分が主に左右の一部であれば、その部分を補うようにサイドカーテンや短いカフェカーテンを追加する方法もあります。既存のレールの内側や外側に突っ張り棒を設置し、その部分に細めのカーテンを吊るすことで、横からの光や視線を遮ることができます。
インテリアとしても、両端に異なる色や柄のサイドカーテンを加えると、むしろ「デザインの一部」のように見せることができ、幅が足りない問題を上手に隠せる場合もあります。この方法は、特に既存のカーテンをすぐには買い替えたくない場合や、賃貸住宅でレールを交換できない場合に有効です。
100均アイテムでのカーテン継ぎ足しについて解説した記事もご覧ください。
マジックテープやクリップで中央の隙間を塞ぐ方法
両開きカーテンの中央にどうしても隙間ができてしまう場合は、物理的にその隙間を塞ぐ工夫も検討できます。カーテン同士の内側にマジックテープを縫い付けるか、貼り付けタイプのマジックテープを使って、閉めたときに中央を軽く留められるようにしておけば、就寝時などに光や視線の侵入を大きく減らせます。
また、カーテンクリップを中央部分に使い、左右の生地を一つにまとめてしまうことで、開け閉めのたびにずれてしまうストレスを軽減することも可能です。
ただし、これらの方法はあくまで応急処置であり、根本的には幅が足りない状況を補うものなので、長期的には正しいサイズへの買い替えも視野に入れておくとよいでしょう。
目隠しカーテンの記事も参考にしてください。
遮光フィルムやブラインドとの併用
カーテンの幅が足りないことで、特に朝日や街灯の光漏れが気になる場合は、窓ガラス側に遮光フィルムやブラインドを組み合わせる方法もあります。窓ガラスの一部だけに貼れる遮光フィルムであれば、特に光が気になる部分だけを補強できるため、今のカーテンをそのまま使いつつ、不足している機能をプラスすることができます。
また、細いスラットのブラインドを窓枠内に設置し、その手前に今のカーテンをかけておけば、横からの光や視線を効果的にブロックできます。この方法は、窓の開け閉めや通気性も確保しやすく、デザインの幅も広がるため、カーテン単体だけでの解決が難しいときの有力な選択肢になります。
後付けできる便利なカーテンライナーもあります。
買い替え時に失敗しないためのカーテン選びのポイント

一度カーテンの幅が足りない失敗を経験すると、「次こそは絶対に失敗したくない」と慎重になります。買い替え時に押さえておきたいカーテン選びのポイントを、サイズ以外の要素も含めて整理します。
窓の用途に合わせたカーテンのタイプ選び
カーテンの幅が足りない問題を繰り返さないためには、単にサイズだけでなく、窓の用途に合ったカーテンのタイプを選ぶことも重要です。
例えば、道路に面したリビングの窓であれば、昼間の目隠しを重視してレースカーテンの幅をたっぷりとり、夜間の遮光は厚地カーテン+必要に応じて遮光フィルムで補う、といった組み合わせも考えられます。
寝室であれば、朝の光をどの程度遮りたいのか、完全遮光にしたいのか、柔らかく光を取り込みたいのかによって、ヒダの量や生地の厚みを調整する必要があります。
窓ごとの役割を整理し、「この窓では何を一番重視するのか」をはっきりさせたうえで、それに合ったカーテンの種類と幅を決めていくと失敗が減ります。
採寸から注文までのチェックリスト
カーテンの幅が足りない失敗を二度と繰り返さないために、採寸から注文までに確認しておきたい項目をチェックリストとしてまとめます。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| レールを測ったか | 窓枠ではなく、ランナーの端から端までを測定したか |
| レールの種類 | 機能性レールか、装飾レールか、ダブルかシングルかを把握したか |
| 開け方 | 片開きか両開きか、将来変更する可能性はないかを確認したか |
| ヒダ倍率 | 部屋の用途に合った倍率(フラット~2倍)を選んだか |
| 既製かオーダーか | 既製の場合は一つ大きめのサイズも検討したか |
| 丈とのバランス | 上下の光漏れも含めて、総合的なサイズ感をイメージしたか |
注文ボタンを押す前に、このチェックリストを一つずつ確認するだけでも、カーテンの幅が足りない失敗を大幅に減らすことができます。
ネット通販と店舗購入のメリットと注意点
カーテンの買い替えでは、ネット通販を利用するか、実店舗で購入するかによって、注意すべきポイントが少しずつ異なります。ネット通販はサイズやデザインの選択肢が豊富で価格も比較しやすい反面、自分で採寸をしてサイズを決めなければならないため、今回のような幅が足りない失敗が起きやすい側面があります。
一方、実店舗であれば、スタッフに採寸方法の相談ができたり、場合によっては出張採寸サービスを利用できたりするため、サイズの不安を減らしやすいメリットがあります。
どちらの方法を選ぶにしても、事前にレールや窓の状態を写真に撮っておき、相談時や注文時に確認できるようにしておくと、サイズのすり合わせがスムーズになります。
カーテンの幅が足りない悩みを解消して快適な窓まわりを

カーテンの幅が足りないと、光が漏れたり外からの視線が気になったりするだけでなく、インテリア全体の印象もどこか貧弱に見えてしまいます。しかし、多くの場合は「レールの測り方」と「ヒダのゆとり」の考え方さえ理解してしまえば、次からの買い替えで同じ失敗を繰り返すことはなくなります。
今使っているカーテンについては、フックの調整やタッセル位置の見直し、サイドカーテンやマジックテープ、遮光フィルムなどを組み合わせることで、買い替え前でもできる対策がいくつもあります。
一方、これから新しくカーテンを購入する場合は、窓ごとの用途を整理し、レールのランナーの端から端までをしっかり測ったうえで、片開きか両開きか、どのくらいのヒダ倍率にするかを決めていくことが重要です。
カーテンの幅が足りないという悩みをきちんと解消できれば、朝の光の入り方や夜の落ち着き方、外からの見え方まで、毎日の暮らしの快適さが大きく変わります。この記事の内容を参考に、自宅の窓まわりをもう一度見直し、サイズも使い勝手も納得できるカーテンを選んでください。






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