「お気に入りののれんを買ったけれど、カーテンレールしかなくてどう付ければいいかわからない」「壁に穴を開けたくないけれど、安定して吊るしたい」と悩んでいませんか?
実は、既存のカーテンレールを上手に活用すれば、専用の道具を使わなくても驚くほど簡単に、かつおしゃれにのれんを設置することが可能です。レールのランナーを利用することで、つっぱり棒だけでは難しい「スムーズな開閉」も実現できます。
本記事では、カーテンレールへの、のれんの付け方を、初心者でも失敗しない具体的な手順とともに解説します。賃貸物件でも安心な傷をつけない工夫や、見栄え良く仕上げるコツもご紹介。読めば、あなたの理想の空間に合ったのれんの付け方がわかります。
カーテンレールにのれんを取り付ける最適な方法と手順

カーテンレールを活かしてのれんを取り付ける方法は、大掛かりな工事が不要で初心者にもおすすめです。お気に入りのデザインを窓辺や間仕切りに活用することで、部屋の雰囲気を手軽に変えられます。
レールの走行性を利用すれば、開閉もスムーズに行えるようになります。まずは基本となる3つのスタイルを把握し、自分の理想に近い形を選びましょう。
のれんをカーテンレールに吊るす3つの基本スタイル
カーテンレールの構造を利用した取り付け方は、主に以下の3パターンに分けられます。それぞれの特徴を理解して、設置場所に最適なものを選んでください。
- 既存のランナーにフックで直接吊るす方法:最も一般的で、カーテンと同じ感覚で操作できます。
- リングランナーやクリップを使用する方法:のれんに穴を開けたくない場合や、布を挟んで固定したい時に便利です。
- レールを土台にしてつっぱり棒を渡す方法:のれん本来の「棒を通す」スタイルを維持したい場合に適しています。
これらは見た目や操作性が異なるため、用途に合わせて選択することが大切です。
準備すべき必要なパーツと道具一覧
作業をスムーズに進めるために、あらかじめ必要なアイテムを揃えておきましょう。特別な工具は必要なく、100円ショップやホームセンターで手に入るものばかりです。
| 取り付け方法 | 必要なパーツ・道具 |
|---|---|
| フック式 | カーテンフック、予備のランナー |
| クリップ式 | カーテンクリップ、リングランナー |
| つっぱり棒式 | つっぱり棒、結束バンド(必要に応じて) |
| 共通道具 | メジャー、脚立または椅子 |
事前にレールのランナー数とのれんの幅を確認しておくと、パーツの買い出しで失敗しません。
賃貸でも安心な傷をつけない取り付けのコツ
賃貸物件では、壁や既存の設備を傷つけないことが絶対条件です。カーテンレールに元から備わっているランナーやブラケットを利用すれば、ネジ穴を増やすことなく設置できます。
- 既存のランナーをそのまま使う:レールの溝を傷つけず、退去時もフックを外すだけで済みます。
- 結束バンドを活用する:金属製のワイヤーではなくプラスチック製のバンドを使えば、擦り傷を防げます。
- 荷重に注意する:耐荷重を超えるとレールが歪む原因になるため、軽量な素材ののれんを選ぶのが無難です。
無理な力を加えずにパーツを組み合わせることが、綺麗に保つポイントです。
専用フックやリングランナーを使った取り付け手順

もっとも手軽なのは、カーテンレールに標準装備されているランナーを活用する方法です。特別な技術は不要で、既存のカーテンと同じ要領で進められます。
この方法のメリットは、のれんを左右にスライドさせやすくなることです。出入りが多い場所の間仕切りとして使用する場合には、この手順が最も実用的と言えるでしょう。
カーテンフックをのれんに直接刺して固定する方法
のれんの裏側にカーテンフックを直接刺して、レールのランナーに引っ掛ける手順です。
- のれんの幅に合わせて、等間隔にフックを刺す位置を決める。
- のれんの上部、芯地がある部分にフックを垂直に刺し込む。
- レールのランナーにフックの先端を一つずつ掛けていく。
布地に厚みがある場合は、あらかじめ針などで小さな穴を開けておくとスムーズです。フックの間隔を詰めすぎると布が余り、広げすぎると隙間ができるため、10cmから15cm程度の間隔を目安に調整しましょう。
リングランナーとクリップを組み合わせて吊るす方法
のれんに穴を開けたくない場合や、フックを刺しにくい薄手の素材にはクリップ付きのリングランナーが便利です。
- リングランナーをカーテンレールの溝に通す、または引っ掛ける。
- リングの下についているクリップでのれんの上端を挟む。
- 全体のバランスを見て、布が弛まないように位置を微調整する。
クリップタイプは挟むだけなので、季節に合わせてのれんを交換する際も手間がかかりません。ただし、滑り止めのないクリップは重い布だと外れやすいため、軽量な布を選ぶのがコツです。
市販の「のれん専用パーツ」を活用したスマートな設定
最近では、100円ショップなどで「のれん掛け」や「レール用クリップ」などの専用パーツが販売されています。
| パーツ名 | 特徴 | 適したシーン |
|---|---|---|
| レール用クリップ | ランナーに直接装着可能 | 見た目をすっきりさせたい時 |
| S字フック | 安価でどこでも手に入る | 一時的な設置や簡易的な目隠し |
| 後入れランナー | レールの端を外さず追加可能 | ランナーの数が足りない時 |
これらの専用パーツを使うことで、標準のカーテンフックでは対応しにくいサイズや形状ののれんも、きれいに収めることができます。
つっぱり棒をカーテンレールに併用・固定する応用術

のれん本来の「棒を通す形」にこだわりたい場合は、カーテンレールをつっぱり棒の支えとして利用する方法が有効です。つっぱり棒を単体で使うと落下が不安ですが、レールと併用することで安定感が飛躍的に向上します。
見た目も本格的になり、和室の雰囲気やナチュラルなインテリアを壊さずに設置できるのが魅力です。
カーテンレールのブラケット(受け具)につっぱり棒を乗せる方法
カーテンレールを壁に固定している「ブラケット」の隙間やつっぱり部分に棒を乗せるだけの簡単な手法です。
- レールの両端と中央を支えているブラケットの形状を確認する。
- ブラケットの上にのれんを通したつっぱり棒を置く。
- 棒が転がり落ちないよう、安定しているか確認する。
ブラケットに十分な奥行きがあれば、置くだけで固定されます。壁に突っ張る力を弱めに設定してもレールが支えとなるため、壁紙へのダメージを抑えつつ落下を防ぐことができます。
結束バンド(タイラップ)でレールに棒を固定する手順
ブラケットに乗せるだけでは不安定な場合や、場所を微調整したい時は結束バンドを活用しましょう。
- のれんを通したつっぱり棒を、カーテンレールの真下に添える。
- レールの金属部分とつっぱり棒を一緒に結束バンドで巻き、固定する。
- 左右と中央の少なくとも3箇所を固定し、余ったバンドの端をハサミでカットする。
結束バンドは目立たない透明色や白、またはレールと同色を選ぶのがポイントです。しっかりと締め付けることで、のれんを動かしても棒がズレたり落下したりする心配がなくなります。
隙間をなくして見栄えを良くする位置調整のテクニック
レールとつっぱり棒の間に隙間ができると、光が漏れたり不格好に見えたりすることがあります。
- レールの裏側に棒を配置する:正面からレールが隠れ、のれんが浮き出て見えます。
- ダブルレールの場合は窓側を使う:手前にカーテン、奥にのれんといった使い分けが可能です。
- 取付位置を高くする:天井近くに固定することで、空間に広がりを持たせることができます。
ミリ単位での調整が難しい場合は、のれんの上部に少し余裕(立ち上がり)を持たせて固定すると、接続部分が隠れてきれいに仕上がります。
【ケース別】状況に応じたベストな取り付け判断

設置する場所やのれんの素材によって、最適な取り付け方は変わります。日常的な使い勝手や、のれん本来の機能をどこまで重視するかで判断しましょう。ここでは、よくある4つのシチュエーションに応じた具体的な対策を解説します。
失敗を防ぐために、自分の状況に当てはまる項目をチェックしてみてください。
開閉を頻繁に行う場所でのスムーズな動かし方
人が頻繁に通る場所や、空気の入れ替えで大きく動かす窓には、滑りの良さを最優先します。
- ランナーとフックの使用:つっぱり棒よりも摩擦が少なく、片手でスッと動かせます。
- 潤滑剤の活用:レールの滑りが悪い場合は、シリコンスプレーを布に含ませて拭くと驚くほど軽くなります。
- マグネットランナーの併用:2枚ののれんを中央で合わせる場合、マグネット付きのランナーを使うときっちり閉まります。
毎日触れる場所だからこそ、ストレスのない操作性を確保することが重要です。
遮光性や目隠し効果を最大化したい時の配置
外からの視線を遮りたい、あるいは西日を防ぎたい場合は、隙間を最小限にする工夫が必要です。
| 目的 | 対策 |
|---|---|
| 横からの光漏れ | レールの端にある固定ランナーにのれんの端を掛ける |
| 上からの光漏れ | レールを覆うように「バランス(飾り布)」を被せる |
| 視線の遮断 | のれんの幅をレールの1.2倍程度にし、ヒダを作る |
特に夜間は室内からの光で透けやすいため、厚手の生地を選んだ上で、レールに密着させる取り付け方を選びましょう。
重い素材(刺し子・厚手麻)ののれんを安全に吊るす対策
重量のあるのれんを吊るす際は、レールの耐荷重に注意が必要です。重みでレールがたわむと故障の原因になります。
- フックの数を増やす:1点にかかる負荷を分散させるため、通常より多めにフックを刺します。
- 金属製フックの使用:プラスチック製は経年劣化で割れる恐れがあるため、丈夫な金属製を選びます。
- レールのネジを点検:設置前に、壁に固定されているネジが緩んでいないか必ず確認してください。
もしレール自体が不安な場合は、天井や壁の補強がある場所に太めのつっぱり棒を単独で設置する方が安全なこともあります。
レールがない場所や和室の鴨居へ流用する場合の工夫
カーテンレールがない場所でも、レールの仕組みを模倣することで同様の利便性を得られます。
- 鴨居専用のフックを利用:鴨居を挟み込むタイプの金具を使い、そこにつっぱり棒を渡します。
- 後付けカーテンレールの設置:つっぱり式のレールを使えば、壁を傷つけずにどこでもランナー走行が可能になります。
- ワイヤーを通す:軽い布限定ですが、カーテンワイヤーを張ることでミニマムな設置が叶います。
和室の場合は、木目に馴染む茶色のつっぱり棒や和風のクリップを選ぶと、インテリアの統一感を損なわずに済みます。
カーテンレールへののれん設置でよくある質問

のれんをカーテンレールに設置する際、初心者の方が抱きがちな疑問や不安をまとめました。大切なインテリアや建具を傷めないための知識として、事前に目を通しておきましょう。
解決策を知っておくことで、作業中の迷いや後々のトラブルを防ぐことができます。
カーテンフックを刺すと布地は傷みますか?
細い針状のフックであれば、一度刺しただけで致命的なダメージになることは稀です。
- 刺し直さない:何度も位置を変えると穴が広がってしまうため、位置を決めてから刺しましょう。
- 裏地の芯地部分に刺す:強度の高い部分に刺すことで、布の伸びや破れを防げます。
- クリップ式を検討:どうしても穴を開けたくないデリケートな素材は、挟むだけのクリップタイプが安心です。
洗濯の際などはフックを丁寧に抜き、優しく生地を整えれば穴は目立たなくなります。
レールが見えてしまうのが気になる時の隠し方は?
機能性を重視するとレールが露出してしまいますが、見た目を美しく整える方法もあります。
- のれんの「立ち上がり」を作る:フックを刺す位置を上端から数センチ下げると、布がレールを隠してくれます。
- カーテンボックスを利用:レールを覆うボックスがあれば、吊り元が完全に隠れて高級感が出ます。
- 飾り布(フリル)を添える:上部だけに短い布を追加して、レールをカバーする装飾を施します。
少しの工夫で「間に合わせ」感をなくし、おしゃれな空間を演出できます。
のれんの幅がレールより短い・長い時の対処法は?
既製品ののれんを使う場合、レールの幅と合わないことが多々あります。
| 状況 | 対処法 |
|---|---|
| のれんが短い | 中央に寄せ、左右はあえて空けて「抜け感」を出す |
| のれんが長い | 端を折り返して留めるか、中央にギャザーを寄せて調整する |
| 2枚使う | 中央を少し重ねるように配置すると隙間ができない |
無理に引き伸ばすと布が突っ張るため、ランナーの配置を工夫して自然な見た目を目指しましょう。
左右に動かないように固定することは可能ですか?
風で動いたり、位置を固定したかったりする場合は、レールの「エンドキャップ(端の固定部)」を利用します。
- 固定ランナーに掛ける:レールの両端にある動かない輪っかにフックを掛ければ、端は固定されます。
- ストッパーを設置:市販のカーテンストッパーをレール内に差し込めば、好きな位置で動きを止められます。
- 洗濯バサミ等で裏留め:見えない位置でレールと布を軽く留めるだけでも、ズレ防止に効果があります。
用途に合わせて「動かす場所」と「固定する場所」を分けると使い勝手が向上します。
カーテンレールの機能を活かして理想ののれんインテリアを完成させる

カーテンレールを活用したのれんの設置は、利便性とデザイン性を両立できる賢い方法です。今回紹介したフック式やクリップ式、つっぱり棒との併用など、自分のライフスタイルに合ったものを取り入れてみてください。
特別な道具がなくても、少しの工夫で部屋の印象は大きく変わります。安全面や賃貸のルールを守りつつ、自分だけのお気に入りの空間作りを楽しみましょう。






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