賃貸物件にカーテンレールの設置がなく、「取り付けたいけど、壁や天井に穴を開けたら退去時に原状回復費用がかかりそう」と悩む方もいるでしょう。実際に、原状回復によって、退去時に思わぬ費用が発生することがあります。
本記事では、穴を開けずに突っ張り式や粘着式などを使って安全にカーテンレールを設置する方法を紹介します。設置前の確認ポイントや失敗しない選び方、応急対応についても解説するので、カーテンレール設置の参考にしてください。
穴を開けないでカーテンレールを設置する際の注意点

賃貸物件では壁や天井への穴あけが制限されているケースが多く、自己判断で施工すると多くの場合トラブルになります。穴を開けないでカーテンレールを設置できれば、退去時の修繕リスクも低減可能ですので、事前にしっかりとリスクを把握しておきましょう。
設置状況によっては落下事故につながり、窓ガラスや床に傷を付けるといったリスクも考えられるため、慎重な事前確認が重要です。
原状回復
賃貸契約では「原状回復義務」が定められており、入居者の過失や改変による損傷は修繕対象になります。カーテンレールを設置するための穴あけは、下地の損傷やクロス補修が必要になるため、大家さんや管理会社が問題視しやすい行為です。
小さな穴でも複数あれば補修費がかさむことがあり、敷金から差し引かれるケースも少なくありません。そのため、最初から穴を開けない方法を選ぶことが、費用面でも精神面でも安心につながります。
ただし、場合によっては相談すれば大家さん負担でカーテンレールを設置してもらえることもあるので、まずは相談してみましょう。
設置前の確認
穴を開けない設置方法では、設置面の状態確認が成功のカギです。まず天井や窓枠が突っ張りに耐えられるか、素材が石膏ボードか木枠かを確認します。次にカーテンとレールの合計重量を把握し、製品の耐荷重内に収まるかをチェックしましょう。
幅や高さの採寸も重要で、特に3m近い窓では対応製品が限られます。事前確認を怠ると、落下やズレの原因になります。
穴を開けないカーテンレール設置の選択肢

穴を開けないカーテンレールには複数の方式があり、それぞれ向き不向きがあります。代表的なのは突っ張り式、両面テープ式、マグネットやクランプを使う方式です。
設置の手軽さ、耐荷重、見た目、原状回復のしやすさは方式ごとに異なります。ここでは各方式の特徴を整理し、住環境や用途に合った選び方ができるよう比較します。
突っ張り式カーテンレール
突っ張り式カーテンレールは、壁や窓枠の間にポールを圧着させて固定する方式です。ネジや穴あけが不要なため、賃貸カーテンレール穴開けない方法として最も定番といえます。
伸縮タイプが多く、窓幅に合わせて長さ調整が簡単なのも利点です。耐荷重は製品差があり、軽いレースカーテン向きから遮光カーテン対応まで幅広く展開されています。
設置・取り外しが容易で、引っ越し後も再利用しやすい点が支持される理由です。
両面テープ
両面テープ式は、レール受けを壁や窓枠に貼り付ける方法で、見た目がすっきりするのが特徴です。特に3M製の強力粘着テープは耐荷重が高く、正しく使えば安定感があります。
ただし、重量のあるカーテンには向いていません。壁紙の素材によっては強度が弱くなったり、剥がす際にクロスを傷つけたりする可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。
マグネット・クランプ・フック式
マグネット式はスチール製の窓枠に限定されますが、設置が非常に簡単で原状回復性も高い方法です。クランプ式やフック式は、カーテンレールではなく簡易的に布を吊るす用途に向いています。
メリットは工具不要で即設置できる点ですが、耐荷重が低く、見た目が簡易的になりやすいのがデメリットです。あくまで応急対応や軽量カーテン向けと考えると失敗しにくくなります。
ダブルレール・ブラインド・ロールスクリーン
突っ張り式でもダブルレール対応製品はありますが、耐荷重や設置安定性に注意が必要です。レースと厚地を併用したい場合は、対応可否を必ず確認しましょう。一方、ブラインドやロールスクリーンは単体設置が前提で、レース併用が難しいケースが多いです。
賃貸カーテンレール穴開けない選択肢としては、遮光・目隠しを重視するか、調光性を重視するかで適した方式が変わります。
できるだけコストを押さえてカーテンを設置したい方は、以下の記事も参考にしてください。
突っ張り式の選び方と設置手順

突っ張り式は簡単そうに見えて、サイズや設置方法を誤ると落下トラブルが起きやすい方式です。
この章では、購入前のチェックポイントから実際の設置手順、長く使うための工夫までを解説します。初めてでも失敗しにくい流れを理解すれば、賃貸でも安心してカーテン環境を整えられます。
サイズ計測と製品選び
まず窓幅を正確に測り、最大対応幅に余裕のある製品を選びます。特に3m近い窓では、耐荷重が低い製品だとたわみやすくなります。次に天井高さや窓枠の奥行きを確認し、設置可能かを判断します。
素材面では、ゴム圧着部が滑りにくい仕様かどうかも重要です。数センチの誤差が安定性を左右するため、メジャーでの正確な採寸が欠かせません。
取り付け手順
取付手順は以下のとおりです。
- 固定
- 荷重確認
- 落下対策
設置は、まず仮固定で長さを調整し、水平を確認したうえでしっかり突っ張ります。その後、軽く揺らしてズレがないかを確認し、カーテンを半分程度の重量で試し掛けします。問題なければ全面に掛け、最後に外れ防止用の滑り止めシートや補助パーツを追加すると安心です。
設置後すぐに全荷重をかけないことが、長持ちさせるコツです。
ダブルレール・レース併用の注意点と便利な活用法
ダブルレール対応の突っ張り式では、前後のレールに均等に荷重がかかるよう調整が必要です。重い遮光カーテンと軽いレースを組み合わせることで、負担を分散できます。
また、日中はレースのみ、夜は厚地を閉めるなど使い分けることで、レールへの負荷も軽減できます。賃貸カーテンレール穴開けない環境では、軽量素材を選ぶ工夫も重要です。
よくあるトラブル対策
長期間使うと、突っ張り棒が中央でたわんだり、バネが弱くなったりします。対策としては、中間支柱付き製品への交換や、補助ポールの追加が有効です。また、ネジ固定ができない代わりに、耐震ジェルや滑り止めシートを併用すると安定性が向上します。
異音やズレを感じたら早めに調整することで、落下事故を防げます。
両面テープ&100均DIYで穴開け不要にする具体方法

突っ張り式が使えない窓や、見た目をすっきりさせたい場合には、両面テープやDIYによる固定方法が選択肢になります。正しい材料選びと施工を行えば、賃貸でも原状回復を意識しながらカーテンレールを設置できます。
この章では、安全性と実用性を両立させるための具体策を紹介します。
3M製品の正しい使い方と剥がし方
3Mの強力両面テープは耐荷重が高く、軽量なカーテンレールであれば十分対応できます。貼り付け前には設置面のホコリや油分を拭き取り、しっかり乾燥させることが重要です。
貼り付け後はすぐに荷重をかけず、数時間〜24時間ほど養生時間を取ると接着力が安定します。剥がす際は、ドライヤーで温めながらゆっくり引き伸ばすと、壁紙を傷めにくく原状回復しやすくなります。
補強材・板材を使った荷重アップのDIYアイデア
耐荷重に不安がある場合は、直接レールを固定せず、補強材を介する方法が有効です。細長い板材や樹脂プレートを壁に両面テープで固定し、その上にレール受けを設置することで、荷重を分散できます。
この方法なら一点に力が集中しにくく、剥がれや落下のリスクを軽減できます。賃貸カーテンレール穴開けない設置として、見た目と安全性を両立しやすい実践的な方法です。
100均アイテム活用術と安全対策
100均では突っ張り棒、滑り止めシート、耐震ジェルなど、補助的に使えるアイテムが豊富です。これらを組み合わせることで、低コストでも安定した設置が可能になります。
ただし、耐荷重表示は必ず確認し、重い遮光カーテンには無理に使わないことが大切です。特に子供がいる家庭では、落下防止対策を最優先に考えましょう。
今すぐ必要!賃貸で穴を開けずにできるカーテンの代替案

引っ越し直後など、すぐにレールを用意できない場合でも、代替手段で目隠しや遮光は可能です。この章では、今すぐ対応できる現実的な方法を紹介します。
ロールスクリーン・ブラインドで見た目良く窓を覆う方法
突っ張り対応のロールスクリーンやブラインドは、カーテンレールが不要な点が魅力です。見た目がすっきりし、掃除もしやすいため、ワンルームや小窓に向いています。ただし、開閉方向や採光性がカーテンと異なるため、生活スタイルに合うか事前に検討しましょう。
突っ張り+雑貨で作る簡易カーテン(コスパ・安心・便利)
突っ張り棒に布やクリップを組み合わせる簡易カーテンは、コストを抑えつつ即対応できる方法です。見た目は簡易的ですが、短期間の仮設や目隠し目的なら十分実用的です。軽量素材を選べば、落下リスクも抑えられます。
賃貸のカーテンレール設置でよくある質問

賃貸でのカーテンレール設置において、よくある疑問を整理します。
カーテンレールの取り付けでも大家さんの許可は必要?
カーテンレールの設置は、事前に大家さんまたは管理会社の許可が必要です。
契約書に記載がない場合でも、穴あけの可否は物件ごとに異なります。事前に確認し、口頭だけでなくメールなど記録が残る形でやり取りすると安心です。
穴を開けないでカーテンレールを設置すれば原状回復費用はかからない?
穴を開けないでカーテンレールを設置すれば、穴の補修費用がかかることはありません。ただし、設置によって壁紙や柱などに傷を付けた場合は、別途費用を請求される可能性があります。
突っ張り棒などを設置する場合は、壁や柱との間に粘着性のない緩衝材を挟むと安心です。
賃貸でも穴を開けないでカーテンレールは設置できる

賃貸物件でも、工夫次第で穴を開けずにカーテンレールを設置可能ですが、まずは大家さんもしくは管理会社にカーテンレールを設置してもらえないか相談してみることをおすすめします。
取り付けしてもらえない場合は、本記事で紹介した方法を参考に、安全な方法を選択してください。
- 窓サイズを測る
- 耐荷重を確認する
- 設置面の素材をチェックする
この3つのポイントを押さえれば、安心して設置できます。



コメント